就活をしていた時に、とある会社の面接官の人とこんな会話のやり取りがありました。
面接官「アメリカに留学していて、印象的だった教授はいましたか?」

私「ジャーナリズムの教授です。留学生の私にも親切にしてくださり、ライティングに困っている時は、チューターを雇ってくれるなどのことをしてくださいました」

面接官「それっていい授業をしてくれたというよりも、あなたをお世話してくれた人だよね?」

ここで私は言葉が詰まりました。 お世話?これはお世話なのか。印象的だったという質問だったから、そのままのことを答えたつもりでした。

この面接の時には気づきませんでしたが、この後に気づいたことがありました。それは日米での授業スタイルの違いです。

わたしの専攻と副専攻の情報科学とジャーナリズムでは、日本人がよく想像する授業らしい授業はあまりありません。

授業らしい授業というのは、先生が黒板の前に立って、レクチャーをするようなもの。多分面接官の方がわたしに求めていた答えっていうものは、この授業スタイルでの印象的な教授という意味だったと思います。興味深いレクチャーをしてくれたとかそういう答えだったのではないでしょうか。

しかし、わたしがこれまで受けてきた多くの授業では一部の一般教養と一部の専攻・副専攻のクラスを除いて、8割は学生の参加型の授業でした。分かりやすく説明すると、日本の大学のゼミのように学生が積極的に動いていくような授業ばっかりでした。(日本の大学のゼミがよくわかんないですが、人から聞く話ではこんな感じらしい)

どんな授業をするのか?

専攻の情報科学の授業ではグループワークがかなりたくさんありました。最初にお題が出されて、そのお題について考えることがメイン。授業の終わりにはそれについてグループごとに発表します。プログラミングとかのクラスでは簡単なレクチャーはあったけど、基本は個人ワーク。課題も調べて、自分の意見をペーパーなりブログで書くということが多かったです。グループワークの時は、個人で調べたこと・まとめたことを一つにまとめる作業が主です。

教授や先生は何をするかというと、アドバイスをすることくらい。レクチャーに重きを置いていないから、学生が考えてきたことに対して、ここはこれについて調べるといいよ、とか、このアイディアはこの視点から考えてみたら、などと助言をします。そんな感じ。また困ったことは何でも相談してみる。どの教授も先生も親身になって助けてくれる。

ジャーナリズムのクラスはほとんどがペーパーとテスト。授業は基本教授の雑談だし、出席してればよかった。しかし毎週1〜2回あるペーパーをきちんと出すことと、リーディングをしっかりやってテストでいい点数を取らないといけない。

どんなことができるようになるのか?

考える力がすごい付きます。考えて自分の意見を言わないと話にならないし、いい成績がつかない。まあアメリカの大学といえども、専攻にもよると思います。しかしわたしが経験してきたのはこういうものがメインでした。

なのでわたしは日本人のくせに知識を詰め込むのが苦手だったりする。与えられたテーマ、もしくは自分で考えたテーマについて調べて、調べたことをもとに自分のアイディアを考える、そしてそれをペーパーに書くのは得意です(喋るのは苦手)。この辺は偏ってしまったなあと思うので、知識を重視していくことも大事だなとは思います。

考え方の違い

このように私の中に前提としてあったものと、面接官の方の前提にギャップがあったことで話が噛み合っていなかったことはあったのかなと思いました。私もこのことに気づいたのがすごい後だったので、きちんと説明をすることができなかったのは私の力不足でした。

日本の大学が今はどんな感じなのかはわからないし、大学やクラスによってもいろいろ違いはあるでしょう。アメリカでもわたしは学生が主体の授業ばかり受けてきたけど、レクチャーが多かった人もいるかもしれない。他にも違う授業スタイルがあるかもしれない。なのでこのことは一概には言えませんが、こういうこともあるんだな程度に捉えてもらえたらと思います。